個人所得税の増税案

(2005年6月22日)

政府税制調査会が、6月21日公表した個人所得税の報告書に概要は以下のとおりで、サラリーマン世帯の大幅増税が盛り込まれている。消費税とあわせ、前門の虎、後門の狼がやってきた。
(注)下表の「確率」とは、2006年度税制改正での実現の可能性で、◎は極めて高い、○は高い、▲は時期流動的 を示す。
確率項 目概 要
定率減税の廃止2006年1月から減税幅が半減されるが(決定済)、残り半分を2007年1月から廃止する。
所得税と住民税の税率調整住民税の税率(5%、10%、13%の3段階)を10%に一本化する。
→ 税負担が大きく変わらない様に、住民税が増税になる世帯は所得税率を引下げ(最低税率10%を5%へ)、住民税が減る世帯は、序特税を増税し、所得税の最高税率37%を40%へ。但し、序特税と住民税を合計した最高税率は50%を維持する。
給与所得控除の見直しみなし必要経費の位置づけにある給与所得控除は、控除枠が過大であるので見直す。
退職金課税の強化給与に比べて優遇されている退職金課税を強化する。
配偶者控除の見直し基礎控除との一本化も? 夫婦の所得を合算して課税する案も検討する。
子育て支援扶養控除(1人38万円)の税額控除化する。但し、特定扶養控除(16歳〜23歳未満)は廃止。
所得区分の統廃合不動産所得、一時所得を廃止し、年金所得を新設する。
(例)投資用マンションの賃貸収入:不動産所得 → 雑所得(赤字分の通算ができなくなる)、懸賞金や満期生命保険金:一時所得 → 雑所得へ。
譲渡所得の分離課税化ゴルフ会員権の売買損は他の所得との通算不可に。
住民税の均等割引上げ均等割1人年4,000円を引上げる。
納税方法の統一住民税の納税方法納税時期)を所得税と統一する。


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